年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、弊社の年末年始の休業は、下記の通りとさせていただきます。
休業中のお問い合わせは、「お問い合わせ」のページよりお願いいたします。
※休業中は電話も停止しております。
2025/1/6(月)以降に順次お返事いたしますので、あらかじめご了承ください。
※お返事まで数日お時間いただく場合がございます。
2024/12/28(土)10:00~15:00 | 短縮営業 |
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2024/12/29(日)~2025/1/5(日) | 休業日 |
2025/1/6(月)〜 | 通常営業 |
この度は、株式会社修理工房(時計修理工房)にご興味をお持ちくださいまして、まことにありがとうございます。おそらく、このページは「修理工房 評判」などの語句で検索なさって、辿り着かれたのではないかと想像しますが、いかがでしょうか。通常であれば、実際に利用くださったお客様の声をお探しかと思いますが、もしご迷惑でなければ私たち自身の振る舞いについて、紹介させていただけますと幸いです。
ご存知かもしれませんが、じつはいま日本国内に「時計修理工房」を名乗られるお店や会社が幾つかございます。2024年の段階では、少なくとも「株式会社修理工房」という法人は私たちだけですが、「時計+修理+工房」という綴りは、名古屋市内だけでも少なくとも3つある、ということをお伝えします。たとえば名古屋市中区の大須商店街にもございますし、JR名古屋タカシマヤさんの時計売り場も同じ屋号でなさっています。すこし離れて、奈良県にも「時計修理工房」さんがいらっしゃって、とても評判が良いそうです。もし、お客様が興味を持たれている対象が、私たちとは異なる法人様のサービスであった場合は、参考までに留めていただけますと幸いです。
そもそも、なぜ「時計修理工房」があちこちにあるか、というと、この名称が「とても分かりやすく明快である」と同時に、「あくまで一般的な名詞の組み合わせであるが故に、特許庁に商標として登録できない」という事情があります。この業界にいらっしゃる方が誰かを識別するためではなく、事業内容を説明するときに用いる言葉である以上、それは共有の財産のようなものであって独占できないということです。ただ私たちは、お客様が「ブランド名」に「時計」や「修理」という語句を合わせて検索なさる可能性を考えて、創業からこの名称を敢えて使わせていただいております。
ロレックス、オメガなどの腕時計の修理に限らず、自動車であったり不動産であったり、金融や投資なども、学校もお医者さんも、「投じるコストに見合った成果、体感、満足が得られるか」というのは全ての消費者にとって重要なポイントだと思います。私たちも、仕事として腕時計をお預かりする立場で、評価を受ける側にいますが、いち市民、いち消費者の立場では他のお客様のレビューや口コミなどを参照することがあります。ですから、「時計修理工房 評判」という言葉で検索なさるお客様の気持ちは、とてもよく分かります。
このとき、お客様の気持ちを想像いたしますと、本当に必要となさっているのは「口コミ」ではなく、「お客様が損をなさらないか」や「お客様が痛い目をみないか」、そして「お客様が後悔をなさらないか」ではないでしょうか。決して安い金額ではないサービスを選ぶにあたって、リスクとリターンを把握したうえで意思決定をするのは当然のことであり、その振る舞いを私たち時計修理工房も支持いたします。
すでに相当なテキストに目を通していただいて恐縮しておりますが、私たちは本当の意味でお客様のお立場、お考え、信念などを尊重しながら、私たち自身について誇張することも、嘘をつくこともせず、本当のことをお伝えしたいと思います。
このテキストで補えないところがございましたら、ぜひお電話やメールなどでご相談ください。わりと気の利くスタッフが、思われるより素早く対応させていただきます。
ひっくり返すようなことを申し上げますが、私たち時計修理工房は日本にある同業者、つまり時計の修理やオーバーホールを担う会社や、個人の職人さんの技量や品質について、ただしく把握できていません。きっと、それを知ることによって学ぶ余地はあると思いますし、私たちよりも優れたサービスを提供なさるお店は必ずあると思いますが、私たちは後述する理由から、あまり積極的に同業者さんを参考にしないようにしています。
ですから、私たちは、私たちのサービスが他より優れているなどと断言することができません。金額について、納期について、品質について、実際に同じ時期に同じ時計を任せなければ、公平なジャッジメントは成立しませんから、誠実であるほど語ることがなくなる、という意味では昔ながらの職人の世界、価値観に通じるかもしれません。ただ、それはお客様にとって少し不便で、親切ではない態度だと思います。
まず評価として分かりやすいのは「修理やオーバーホールに要する金額」だと思います。お客様それぞれに感覚的な予算がおありでしょうし、そして腕時計のブランド、機構ごとに相場のようなものがあります。この金額があまりに高いと、やはり心理的な抵抗となって尻込みしてしまいますし、かといって極端に安いのは怪しい感じがして勘ぐられてしまうと思います。ただ、私たちも事あるごとに申し上げていますが、新品から年数を経過した時計ほど、おなじ状態に見えてもまったくコンディションが異なりまして、お手入れに要する手順や時間が異なります。なので、いまお客様のお手元にある腕時計、そのものを拝見しないかぎり、どれくらいの支出になるかを見積もることができません。これは本当に、そうなのです。
ご存知のように、あらかじめ料金表をご用意していらっしゃるお店もございます。私たちもそれなりに長いあいだ、たくさんの腕時計をお預かりした実績がありますから、ブランドと機種、機構や症状から、平均にちょっとリスクを考慮した料金を設定することもできます。しかし、それはあまり、やりたくないのが本音です。どうしてかというと、そこにストーリーがないというか、ひとつひとつの腕時計に向き合うときに気持ちが入らない感じがしますし、なんとなく、腕時計やお客様のことを大事にしていない感じがするからです。
本当に効率よく、お声がけをいただき、そして効率よく、納品をしたいなら料金表を作るべきだと思っています。分かっているのですがそれをしないのが、わたしたち株式会社修理工房の、あんまり多くはないポリシーのひとつと思っていただけると嬉しいです。
ここ数年で、「コストパフォーマンス(コスパ)」に似た言葉として「タイムパフォーマンス(タイパ)」という概念が浸透しつつあります。まだその言葉を私たちがお仕事の上で使いこなすほどではありませんが、おなじ5万円のメンテナンスを任せるとしても、納品までに2週間かかるのか、2ヶ月かかるのかは大きな違いです。人生を長いと表すこともありますが、お客様にとって命の次くらいに大切な腕時計を、長期間にわたってお預かりするのは私たちも恐縮してしまいます。
この時間を短くすることは可能です。ただ、これまでの経験上、職人を急がせるほど腕時計の仕上がりは悪くなることが明らかで、決して時間を無駄にしたり、疎かにしているわけではありませんが、ある程度、担当した職人のペースに私たちだけでなく、お客様にも合わせていただいたほうがご満足をいただける傾向があります。これはご自身のお仕事やご趣味などに置き換えると想像しやすいかもしれません。自分のペースで働くか、他人のペースに付き合うか、どちらのほうが丁寧にできるか、そして他者に配慮し、親切になれるか。追われるほど、視野が狭くなるのは皆おなじです。
先ほども述べましたように、私たちが、私たち自身の修理やオーバーホールの技量を高いと表すことはできません。同業者の存在は知っていても、実際にサービスを受けることはできませんし、イコール・コンディションでければ比較もできません。ですから、この点において強気なアピールをなさる職人さんは、すこし慎重に向き合われると良いかもしれません。こんにち、宣伝もビジネスにおいて重要なファクターですが、そのとき他社との優位性を大きな声で仰るところほど、腕時計の文化や、お客様の経験を軽んじている可能性があると思います。
この話は、どうか外ではしないでいただきたいのですが、少なくとも私たち時計修理工房は、大切な腕時計を任せてくださる(いまお読みくださっているご自身を含む、全ての)お客様に、怒られたくありません。嫌われたりもしたくないです。なに言ってるんだ、って思われるかもしれませんが、お仕事をしてご迷惑をお掛けしたり、がっかりされるようなことをしたら、シンプルに私たちは傷つきますし落ち込みます。あと、現金な話ですが、その対応にかかる時間と気力がもったいない、とも思います。ですからトラブルやクレームは、なるべく無くすようにしています。それが本音です。
腕時計の修理を検討なさるにあたって、もしかしたら早い段階では重視されていないであろう項目は、それぞれの会社や店舗にお声がけをなさったときのスタッフさんの対応です。それは問い合わせフォームからも、電話からも同様で、おそるおそるお尋ねをなさったお客様のアクションに対して、いかに素早く、丁寧にお返事をできるかという部分も満足度に影響します。お客様によっては、この部分をいちばん高く評価くださることがございまして、私たちとしても常日頃から向上しようと努めているポイントです。
まず、反応が素早いです。そして、言葉遣いを綺麗にしていますし、なるべくご負担にならないように努めます。またお時計のお預かりから、ご納品の流れにおいて、何度かご報告やご連絡を差し上げます。ええ、そうなんです、サービス業ならわりと当たり前のことなのですが、意外とこれをなさらない会社や、職人さんがいらっしゃるようです。どれだけ技術を持っていらっしゃっても、お客様をばかにしたり、適当な付き合い方をするようではだめだ、というのが私たち時計修理工房の考えであり、そこに価値を置いています。
この要素はお客様の立場では、全くといっていいほど分からないと思います。たとえば同じ5万円の修理費用をご提案するとして、その内訳はきっと、業者さんによって異なるはずです。人件費や家賃などの固定費が、会社経営において大きなウェイトを占めることはご存知の通りですし、現代では Google や LINE
などに出稿する広告のコストもあります。いわゆる宣伝広告費です。しかし、お客様に提示される修理費用というのは、これらを全てふくむ予算であり、ほんとうに修理に注がれる費用というのは確かめる術がありません。
私たち時計修理工房は、この業務の効率が極めて高い水準にあります。この点においては私たちがお取引をさせていただいている複数の同業者さんからも証言がございますし、まったく異なる業種の経営者様、管理者様からも驚かれ、視察を望まれることが多いものですから、自負しても良いのではないかと考えます。まず顧客管理、進捗の管理のシステムを自社で構築しているほか、合計で40ほどあるホームページの構築、ライティングなども、ほぼ全て内製です。ひとつ30万円と仮定しても、これを40個、作るとなれば1000万円ちかい支出になりますが、そのコストがほぼ無いに等しく、その利得はまずお客様に還元し、そして従業員の所得も高めています。これが大きいと思います。
余談ですが、いわゆる検索エンジン対策(SEO)という分野の専門家に、より高い成果を期待して問い合わせたことが過去に何度かありますが、ひとつとして引き受けてくださった業者さんはいらっしゃいません。「月に900、日に30という単位で電話や問い合わせが寄せられる事業は経験がなく、あったとしても迂闊に触ってパフォーマンスを下げたときに責任が取れない」と言われたこともございました。インターネット広告も同様です。費用対効果が恐ろしく高いものですから、価格競争をしなくても良いですし、たとえ巻き込まれてもお客様の満足度を下げることはないと考えています。
私たち時計修理工房が動き始めた2012年、時計を郵送するなんて有り得ない、信じられないという書き込みをされたこともございました。じっさい、何十万円、何百万円もする時計を、クロネコヤマトさんやゆうパックさんに任せるのは、正直なところ私たちも最初は抵抗がありました。しかし、世の高級腕時計は、どのようにして本国から日本に届き、そして各都市のショップに行き渡っているか…実態を知ると、多くのお客様は驚かれると思います。全てのブランドがそうだとは申しませんが、意外にも国内の配送業者さんは優秀で、信頼できると思います。
さて、お問合せをくださったお客様に、私たち時計修理工房は時計をお送りいただくための「黒い箱」をお届けします。これを通称「無料郵送パック」と呼んでいて、やはり商標を取ることができない一般的な名称なのですが、現在では多くの修理業者さんがこの方法でお預かりをなさるようになりました。しかし、今から10年以上前の2012年の時点では、そこまで多くの業者さんが採用なさっていなかったと記憶しております。私たちが元祖だ、オリジナルだとは申しませんけれども、何年ものあいだ、月に500ほどの腕時計をお預かりし、お納めしているわけですから、その往復の回数は誇張でなく年に1万回を超えます。その間、本当の意味で故障や紛失をしてご迷惑をお掛けしたお客様は、記録している限りで5名もいらっしゃいません。もちろん、トラブルが生じたときご納得いただける対応をしております。もしご興味あれば、お尋ねくださいませ。
私たち時計修理工房は、お客様から寄せられた問い合わせ数を公表しております。そのような取り組みをなさる修理業者さんは、たぶん日本国内で弊社だけだと思います。あの数字(リンク)は、水増しなどいっさいしていなくて、本当に電話をいただいた回数、フォームからお声がけをいただいた回数を載せているので本物です。減ったら減った数字をご覧いただきますし、増えたら増えた分だけ反映します。ただ、意図して広告の予算を変えたり、お客様の問い合わせのしやすさをわざと難しくしたり、逆に易しくして調整することもある、ということは付け加えてさせてください。この段階から、最終的な受注率や、業務効率をコントロールしているので、問い合わせ数と業績は連動しません。
こういうことを書いてしまうと、誤解をされてしまうかもしれませんが、最後にどうしてもお伝えしたいことがあります。私たち時計修理工房はお客様の腕時計をお預かりして、適切な修理やメンテナンス、オーバーホールをご提案する役目を担っていますが、いちばんの興味や関心は、お客様ご自身のお気持ちや満足度の部分であり、お一人お一人のお人柄や、それぞれのお時計にある経緯と申しましょうか、ストーリー、ドラマのようなところを大事にしようとしています。この部分が、他社様にないとは申しませんが、私たちの個性になっている自覚があります。
その一端が、このページそのものであったり、冗長とも言えるくらいに沢山の文章を作って、お読みいただいている現況だと思います。ふつうだったら言わないこと、伝えないことも伝えますし、お客様に損をさせないで、ご満足いただける方法を模索する。その自己開示とも言える度合いが、ちょっと他よりも強い部分と思います。ただ直すことだけに集中し、特化することも正解だと思いますが、私たちに限っては、大切なお時計を預ける相手として相応しいか、ご評価いただく材料を多くしたいと思っていて、そして現実、日に30ものご相談を頂戴しています。それが当然のことだなんて思いませんし、すごいことをさせていただいていると感謝しています。
たとえばブログとして公開しているのは「日報」という体裁で、これは実際に社内連絡を兼ねています。日々の出来事をレポートする行為を、いわゆる販促の行為にして、お客様にもご覧いただくことによって信頼を積み重ねる。他の業者様でもっと丁寧なところもあるかもしれませんが、修理の進捗を報告し、もし万が一、ご辛抱をいただくとしたらすぐに連絡を差し上げ、お詫びをする。そして経緯を、見通しを簡潔に分かりやすく伝える。結局、なにか特別なことをしているわけではなく、大事なことを大事にしているだけ、と言って仕舞えばそれまでです。
「時計修理工房 評判」という語句で検索をくださったお客様には、改めてお礼を申し上げます。私たちのことを知ろうとしてくださった事実、あるいは本当は別の会社さんを見ようとしていたけど、たまたま辿り着かれた事実。これが何よりもありがたく、嬉しく思います。ありがとうございます。きっと、時計の修理業だけでなく、世の零細、中小企業としても珍しいお仕事をさせていただいていると思いますが、もしこのテキストをご覧になってご縁をつくらせていただけたら、お客様ご自身からよい評判を立てていただけるように精一杯、させていただく所存です。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
株式会社修理工房
社員一同
もし、お問い合わせを急がれる場合は、こちらよりご相談くださいませ。
この度は、株式会社修理工房のホームページをご覧くださいまして、まことにありがとうございます。
2024年1月31日(水)
株式会社修理工房
社員一同